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行って来ました!東名高速・吉田ICから乗って豊川ICで下りて約1時間半で到着しました。午前10時から2時間の学校説明の後、希望者に対して約1時間施設見学がありました。トヨタ、JR東海、中部電力をはじめとする日本の多くの企業がその理念に賛同してスタートした学校で、建学の精神は 『将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成』 1.高潔で明朗闊達な人材の育成 2.基礎学力の徹底した修得 3.健全な身体、強靭な意志の涵養 4.学問の楽しさを知る教養豊かな人材の育成 5.日本の伝統・文化に立脚し、国際社会で活躍できる人材の育成 (パンフレットより) 校長は東京大学名誉教授(専門は物理学)であり、東京の開成中学・高等学校校長を10年間務めた伊豆山健夫氏。開校前、名古屋の説明会で話を聞いたときは非常に気難しそうな方という印象がありましたが、全然違っていました。とても気さくで面白そうな方です。説明会では「求める生徒像」について日中戦争の頃の古い文献の言葉を引いて「近頃、徳育が偏重されているが、知育と独立した徳育はあり得ない」と言っていました。また非常に現実的に「仲間に対して攻撃的でないこと。特に物理的攻撃は困る」、そして徳育について「数学の先生が数学を一生懸命教えることそのものが徳育である」とも。また入試に関して「諸般の状況から小論文を記述問題に変更した。その記述の中から“光るもの”を見つけたい」この“光るもの”を見つけるには記述問題が最適だが、採点にかなりの労力を要することから東大でもたま〜に出題される程度とのこと。 そして海陽といえば一番気になるのが学費(初年度約350万円、その後も年間約300万円)のこと。。。これについては奨学金制度を充実させています。希望者は志願時に奨学生申込書を添付し審査を経て1学年あたり30〜40人に対して在学期間中=6年間ずっと支給されます。ただしその原資は授業料などの保護者からの納入費用ではなく、協賛企業や個人からの寄付を原資として十分な額が確保できたために設けられたとのこと。(ただし法令上、特待生として認められている定員の5%分は県に報告済みとのこと)また、2007年度より奨学生とは別に、特に成績が優秀な生徒を対象として特待生制度(1年毎審査がある)もはじまります。この奨学生申込書は保護者の記述力がかなり見られそうです(゜O゜; 受付けや入口から説明会会場となった体育館までの順路途中には学級委員の子どもたちが立ち、しっかりと元気よく案内をしていました。説明会は学校紹介のビデオからはじまりましたが、その中でもインタビューに応えている子どもたちは非常にしっかりしていて頭脳明晰!という感じでした。非常に魅力的な学校だと思います。しかし海陽のいいところは学校よりも先に“ハウス”と呼ばれる寮の生活であると。60名に1名のハウスマスター、20名に1名のフロアマスター(フロアマスターは協賛企業の若手社員)がついて子どもたちの家庭(ハウス?)学習や日常生活・健康管理までケアにあたっている。掃除洗濯はもちろんアイロンがけなどもすべて自分で行います。学内には購買(ほぼコンビニ)がありキャッシュレスで利用できる(学内は高度にITされ入退室管理、買い物などすべて各個人のPDA端末で行われる)が、常にモニタリングされ異常な出費などの管理も万全です。 来年1月の入試は2回目の入試、小論文→記述問題というふうに昨年1回目の教訓を生かした改善が行われると思いますが、確固たる建学の精神は変わらないので過去問に目を通しておくことは必須でしょう。ちなみに「理系の学校のなの?」という質問をよく受けるそうですが、決してそのように特化しているわけではないとのことでした。 |
11:14, Monday, Nov 20, 2006 ¦ 固定リンク
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