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今年は東富士リサーチハウスで開催しました。支配人さんから聞いたところ、この施設は37年前に、三菱重工の課長職以上の方の研修用に造られたものだそうです。古いのですが非常に堅牢で落ち着いた趣に、ロビーに入った瞬間に子供たちからも「うわぁ!豪華!」と声が上がりました。別に“三菱系がいい”とか、そういうところを選んでいるわけではないのですが、いろいろ候補地を探して実際に下見に行ってみて、そこの“人”を含めて選択すると自然といいところを見つけることができるんです。隣には日本経団連のゲストハウスなどもあり、富士スピードウェイでのF1開催の際はフェラーリ・チームとホンダ・チームからオファーがあり、以来富士F1の際はホンダ・チームの宿となっているとのこと。 合宿初日はあいにくの雨。それもかなり激しい雨。遅刻者もなく藤枝駅に集合、雨で若干遅れた電車で出発しました。途中、焼津駅で**くん(小6)、静岡駅で**先生が合流して揃って無事に御殿場駅に到着。待っていたタクシー5台に分乗してリサーチハウスへ。昼食を済ませて合宿開会式。例年、スケジュール表に各自の目標を書いてもらっていたのですが今年はこの場で、全員に宣言してもらいました。スケジュールを終わらせる/参加者の中で最も多く勉強する/・・・など。スケジュールを終わらせるのは「当然だろ!」と思うかもしれませんが、いつもどおりのペースでやっていてはどう考えても終わらないというくらいハードなスケジュールを立てているケースが多いので、これを達成するのも十分価値あることなのです。そして勉強スタート。。。初日は半分くらいの人が研修室で午前0時を迎えました^^ その後は健康を考えて研修室は封印、各自の部屋に戻りました。部屋は全て個室のため「こわーい!」という人が少なからずいて、結局、ひとつのベッドで複数人が寝たり、ほぼ徹夜状態で勉強(ゲーム?)していた人もいました。 明けて2日目、案の定?朝食に現れない人が・・・起床・就寝時間や持ち物などの制限はなく、決まっているのは移動と勉強と食事の時間のみという合宿、食事時間に来なければ食事抜き!ということで、初日1名抜きとなりました。朝、お腹が減って目が覚めることも少なくない私としてはアンビリーバボーなこと???午前中の勉強をはじめた時に支配人さんから本日急遽映画の撮影が入るとの連絡。「ご迷惑をおかけするかもしれないですが、宜しくお願い致します」とのこと。奇しくも前日、支配人さんから「ここ小山町は役場に“積極的に映画の撮影に来てもらおう”ということで専門のセクションがあり、うちの施設も結構使われるんです。先日も“ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発”という映画で、うちの円形会議場がサミット会場として使われたんですよ」という話を聞いていました。連日の雨で急遽スケジュール変更となりこの日の撮影となったようです。松方弘樹さん/哀川翔さんらが来ていて、食堂に移動する際、待機していた松方さんに握手してもらっちゃいました(^。^)v 昼食中、何度か「すみません、ちょっと静かにして下さい」とスタッフの人が言いに来ていたのですが、食事後に研修室に戻ろうとした**くん(中1)、リハーサル中の哀川さんの脇の階段から出るに出られずちょっと覗いていたらリハーサル中の役の声のまま「早く通れよ!(▼▼メ)」と!びびった**くん「はぁ、すみません」と言いながら急いで通ったところ、哀川さんに「う・そ・だ・よ〜ん!」と言われたと、研修室でその物まねをしながら大騒ぎでした^^ その直後、**先生が「先生、カメラ貸して下さい!写真撮ってもらおうかと思って」と。ちょうど撮影が終わって松方さん/哀川さんらが雑談をしていたところ「すみません、子供たちの記念になると思うので写真をお願いできますか」と哀川さんに直訴。「俺はいいけど、松方さんはわかんねーぞ」と。その松方さんを見るとニコっと笑っていたので、一気に「ありがとうございます!お願いします!」と、シャッターはスタッフの方に任せてその場にいた全員整列('◇')ゞ
その後、テンションが上がったまま『アナログで遊ぼう!』イベントへ突入。まずはベーゴマ。シート屋さんでシートを買ってきて対戦場所をつくって待つも、なかなかちゃんと回せる人が現れず。。。回せるどころか、紐を巻くこともままならない状態(^^; 40分ほど練習した後、希望者によるトーナメントを開催、1〜3位までの方に賞品が贈られました。次なる種目はトランプの“ブタのしっぽ”。トランプなのにハァハァしながらスポーツの如くやっていたお気に入りの遊びで、時にエキサイトし過ぎて流血戦になることも。今回も開始後間もなく大騒ぎに^^ **くん(中3)も「先生、名誉の負傷です」と手から血を流していました。これは各グループのトップ5名で10分間のゲームをして順位を決め、1〜5位までの方に賞品が贈られました。 “アナログで遊ぼう!”は意図したとおり、うまく行かない場合にはベーゴマであれば自らの手で紐の結び目を少しずつ調整したり、紐を巻く強さを変えたり、トランプであれば人の言動に注意しつつより集中して素早く動こうとしたり、とテレビゲームなどとは異なる工夫が必要でした。この工夫は勉強はもちろんのこといろいろな面でかなり“役立つ”と思うのです。終了後、ベーゴマは希望者には1つずつ差し上げました。*従来のベーゴマは現在製造しているところが全国で2箇所ほどしかないそうで、人数分を揃えるのにかなり苦戦しました。
ほんの2時間のイベントでしたが皆ヘトヘト^^ しかし!スケジュールをやり遂げるためには最終日に多くを持ち越さないことが鉄則、小学生も夜中の12時までガッチリ勉強した人が多かったです。頑張って早く終わった人やスケジュールに余裕が生まれた人の中には娯楽室でビリヤードを楽しんでいた人もいました! そして迎えた最終日。朝食後、藤枝に戻って駅しゅうびで午後1時から最終勉強開始。ここからの4時間で合宿の明暗が決まる!という人が多く、これまで以上にシーンとして皆必死でした。ラスト数分のところで「チェックテストやりまーす!」と、最後の最後ギリギリまで諦めずにやろうとした人もいました。午後5時勉強終了。片づけをして最後のメニュー“塾長オンステージ”。全力で頑張った後なので、皆いつも以上に素直に食い入るように耳を傾けてくれている感じがしました。そして最後に合宿修了シールと記念品を渡して閉会しました。
参加した皆さん、大変お疲れ様でした
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16:58, Sunday, Aug 31, 2008 ¦ 固定リンク
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