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代々木オリンピックセンターで行われたNCN就職合宿の見学に行って来ました。 昨年の学生の民間企業就職希望者44.7万人に対して、民間企業の求人総数は72.5万人、一見「いいじゃん!」と感じますが、不景気で採用する企業側にも余裕が無くなり、どうせ採るなら将来の幹部になるような優秀な学生しか採りたくない、普通の人はいらないということで内定を得た学生数は27万人に留まっている。他に短大生・高専・専修学校などの学生で内定していない17万人を含めて約34万人の新社会人が職にあぶれる計算になるそうです。100パーセントの就職率を誇ってきたNCN生も今年ばかりは100を切るかもしれないそうです。 さて、NCNの卒業生とNCN生(9月から3年生になった大学生)の懇親会の見学、続いて部屋を変えてスタッフから就職指導の具体的内容説明と卒業生を交えての見学者(米国大学の2年生、高3生、専門学生、医療従事者、またその家族と私)の質問タイムの報告を書きます。 まずは懇親会見学。大きな部屋を4〜5つに分けて分野別にOBOGがずらっと並び会社説明/自己紹介/仕事内容/就職活動について/質疑応答、などなど。学生たちはアメリカでのボストンキャリアフォーラムに参加、まだ就職活動が始まったばかりで卒業生からの熱いメッセージに応対しきれていない感じでしたが、私からするとそうそうたる企業で活躍する先輩たちの話を直接聞けるチャンスは素晴らしいなと思いました。3つの大きな部屋は放送・音楽、商社、広告・マスコミ、機械・自動車、金融、消費財、ホテル・旅行・航空会社、電機・IT、コンサルティング、化学・医薬品、建築・不動産の分野に分かれていました。見学した卒業生の所属企業は三菱商事/三菱重工/日産自動車/みずほ証券/ゴールドマンサックス証券/東京海上日動火災保険/農林中央金庫/全日空/ペニンシュラホテル/野村総合研究所/ボストンコンサルティング/デロイトトーマツコンサルティング、他に丸紅/住友商事/花王/資生堂/パナソニック/東芝/富士通/ヤフー/アストラゼネカ/大成建設などの卒業生も参加していました。旧帝大、早慶出身者が周りには多くいるのでTOEIC700点程度ではほとんど米国大卒のメリットはなく、点数よりコミュニケーション能力や分析力、バイタリティ、健康管理能力などが問われるようです。皆さん、頭の回転がモーレツに速いなと感じました。落ち着いた語り口、発言する内容がとても自立していて立派なんです。とても入社2,3年目の人とは感じられませんでした。あちらに行くと”やらないという選択肢はない”という言葉に思わず「いい言葉ですね」と返してしまいました。
次に、質問タイム。旧帝大・早慶の学生と比較して有利不利を聞いてみたところ、工学系は有利に働く事があるが、あまり関係が無いと感じている。しかし彼らとは就職までの道として別のものがもうひとつある事が有利といえば有利。「自分の子供にも同じような道をプッシュするか?」との問いに対しては「もちろん!」とのこと。そして、卒業後の仕事についても両親は喜んでいると。しかし企業の採用担当者から「ぶっちゃけあなたの学力がわからないので人柄を見ますと言われた」という人もいました^^ ある程度絞り込まれたら最後はやっぱり人柄かなあ!!というのが感想です。 |
13:35, Wednesday, Dec 23, 2009 ¦ 固定リンク
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