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「各国の宇宙機関長が語る国際宇宙ステーション計画の将来」
◇司会 毛利衛(日本科学未来館館長・元宇宙飛行士) ◇登壇者 立川敬二(宇宙航空研究開発機構JAXA理事長) チャールズ・ボールデン(米航空宇宙局NASA長官) アナトリー・レルミノフ(ロシア連邦宇宙局FSA長官) ジャン・ジャック・ドーダン(欧州宇宙機関ESA長官) スティーブ・マクリーン(カナダ宇宙庁CSA長官)
という顔ぶれで、六本木・森タワー49階の六本木アカデミーヒルズで開催されたシンポジウムに参加してきました。ものすごい顔ぶれでしょ?!8年ぶりの日本開催ということで、途中、ISSクルーからのメッセージも紹介されました。日本語・英語・ロシア語の同時通訳つきの1時間半のプログラムは、みな前向きで未来を見ていて和気あいあい、聞いていてとてもうれしくなりました。
地上400kmの世界にはもはや国境は無い
という感じです。司会の毛利さんのナイスな気遣いの進行も光っていました。これらの国々は今後も協力して、さらにパートナーを増やしながら、ISSの運用・耐用年数の延長を目指し、火星探査も視野に入れていくようです。そんな中、宇宙デブリの問題は日本が研究を行っているのですがなかなか大変なようです。
質疑応答では一般人からは宇宙に関する教育の問題が多く出されました。これについては皆、積極的に取り組んでいるようです。NASAのボールデン長官は「宇宙に行きたいと思ったら数学と理科を一生懸命勉強してください。そして大きくなった時に“宇宙に行きたいと思っていたんだ”ということを思い出してください」と言っていました。またこれまではいわゆる理系の人が中心で宇宙飛行士になっていましたが今後は文系の人にも門戸を広げていくという計画もあるようです。しかしそれにしても、最低限の理系のことはできていて欲しいとのことでした^^ またロシア国営放送の記者からは「ISSの収益性は?」という質問が出ましたが、結果的に人々に恩恵をもたらし利益を生む企業などが出てくることはあるかもしれないが、ISSは利益を追求するものではなく皆の未来のために様々な実験をする場であるとの回答が出されました。
私は直接登壇者の方と話をしたわけではありませんが、間近に接するとすごいパワーをもらえて元気になります! |
13:32, Friday, Mar 12, 2010 ¦ 固定リンク
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