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最後までいろいろありましたが、それを含めて非常に密度の濃いツアーとなりました。以下、M先生によるレポートですが、4月29日大ミーティングではより詳しい報告をします!
第3回モチベーションツアーは総勢11名、最年少初参加のSくん(小1)、Ysくん(小4)とお母様、これまで全参加のHくん(小6、無事卒業しています)とお母様、Ykちゃん(中1、第2回参加)とおばあちゃま(第1回参加)、しゅうびのコンセプトに大いに賛同してくれているOさん(NobleLunchメンバー、私の三菱電機時代の同僚)、そして出発10日前に参加を決めたYoちゃん(*)+H先生+私というメンバー。 (*)Yoちゃんについて(H先生より):仏グランゼコール:エコールサントラルグループとのダブルディグリープログラムが走る慶應大理工学部に進学することにした私の甥。直接の後輩になるので入学前に知っておいた方がいいことを話していたらパリに行きたくなっちゃったので特別に参加を許可したものです。身内なので皆さんに対してちゃん付けで呼ぶべきではありません。しかし、元塾生ということもあり彼も私のことをH先生と呼ぶため今後登場する場合は「Yoちゃん」とさせて頂きます。さらに元塾生=卒業生ではないので塾イベント参加の対象者ではありませんが、身内ゆえに何かにつけて私を信用してくれて今後も重要な情報提供元になってもらうことも特別参加OKの理由です。例えばYoちゃんの兄のHiちゃんも元塾生で東京の大学に進学しましたが「自分が思い描いていた大学というものと違う」と違和感を感じていた時に、ちょうど私がNCN米国大学機構さんを知ったのでその話をしたところ渡米を決意し大学1年終了時で退学して渡米しました。講義受講スタートまで英語力を上げるのに苦労したようですが晴れてオナーズとなり、現在は世界最大級の会計/コンサル会社でインターンシップ中です。
出発:羽田発エールフランスAF283便はJALとのコードシェアだったのでチェックインはJALカウンター。機上でトイレに立った際に窓から外を見ていたらCAさんに声をかけられ立ち話、生まれて初めてオーロラを見ることができた。体育会バスケットボール部出身の聡明かつ美形(当然か^^;)なCAさん、ありがとう!午前1時半羽田発、同日早朝にシャルルドゴール空港に到着なので、とってもお得だが長い1日を乗り切るだけの気力と体力が必須。予定より1時間ほど早く5時半に到着、入国審査/荷物の受け取り/パリまでの電車の切符の購入などいろいろあってホテルに荷物を預けて街に繰り出した時には9時を回っていた。今回の重要なテーマは暮らすように滞在すること、皆、買い物用のエコバッグを持って出発。まずはホテル近くのLadureeでブランチ、その後、老舗百貨店ボンマルシェ〜夕食の惣菜購入をしてホテルチェックイン。すぐにUNESCO見学ツアーのために再び外出。ところが、行ってみたらガイドツアーなんて無いと言われる。落胆していたら「せっかく来たんだから適当に見ていいよ」と言われる。ありがたい!めるしぃぼぉくぅ!「むしろそっちの方がいいかもー」という声も^^ 夜、1本遅い便で到着したYoちゃんがホテルで合流、皆で夕食を食べた後、オルセー美術館へ。皆ヘトヘトのはずだが、気合で見学。
***** 3/22:おにぎりを作ってベルサイユ宮殿前で食べるというおにぎりミッションの日!朝早くからお母様方にはご飯を炊いて頂いて子供たちも自分で握って海苔をまき出かけた。まずは先にパリ市内に帰るという人のためにノートルダムでの待ち合わせ場所を確認し、RERに乗って宮殿駅へ。駅に着き少し歩くといきなり大スケールの豪華な金の門と建物が現れて心がはずむはずむ、門の前で持って来たおにぎりをそれぞれ手に取りおにぎりミッション敢行、ハイチーズ!黒い石を食べる日本人できあがり!その後、ベルサイユ宮殿満喫組と早めに切り上げノートルダム寺院日本語ツアー参加組に別れて行動。午後3時ノートルダム寺院で合流し中心部を散策、翌日のU邸での交流会のために“とらや”でどら焼きも購入。ホテルに戻って着替えてUさんにご予約頂いた”Mediteranee”レストランへ。海の幸の得意なお店でジャンコクトーゆかりのお店、このお店のロゴは彼の書、おもしろい絵もたくさん飾ってあった。Uさんがおっしゃっていた2階のサロンに通された。下の絵も是非見て帰って来て下さいねと言われていたのに忘れて来てしまったのが、残念(T.T)
***** 3/23:今日はU邸でフランスの子供たちとの交流会。子供たちを連れて11時にU邸に、交流会の準備のため、お惣菜屋さんやパン屋さんなどをUさんに一緒に回ってもらって買物をし、テーブルの準備をした。大学生と中学3年生のフランスの子供たち4名との交流会始まり!Uさんのご子息・Cくんに通訳をお願いしていたが、それに頼りきっていては申し訳ないのでこちらからもできることをしようとフランス語で質問をした。数回重ねていたモチベーションツアーのためのミーティングで、皆(塾生&保護者の方々)から出た質問したいことを私がフランス語に直し私のビオラの先生とそのご友人のフランス人の方に添削してもらった。それをH先生が日本語/フランス語/日本語のローマ字打ちして持って行った。では、発音はどうしたの?ネットで発音してくれるところを頼ったり、飛行機の中でCAさんに聞いたり(Yoちゃんはエールフランスの便だったので聞けた)、ホテルのレセプションの人に聞いたり、録音機能のある機械を駆使したりと一人一人が工夫して臨んだ。フランスの子供たちにもそれは大受けだった。逆質問もそのプリントを元に日本語で出るほどだった。とても印象的な答えをひとつ紹介すると、こちらからの質問「将来の夢」に対して「そういう考えをしない。流れかなぁ」でした。おもしろい!!準備から始まって交流会、その後の片付け等、あのような会の中で、ただのお客さんにならずにいかに自分が皆の役に立てるか?気配りができるか?とても大切で、これは年齢は関係なし、非常に勉強になった日だった。交流会のあと、参加してくれたCくんの友達の家に集まって遊ぶというので、君もおいでよ!と誘われYoちゃんは喜んで参加させて頂くことに。たまたまU邸にお世話になっていた京大生二人(Cくんの幼馴染み)も一緒に総勢6人で出かけたようだ。その後ホテルに帰って来たのは日付回った午前3時頃だった。 <写真はありますが私邸内での写真のため掲載を控えます> ***** 3/24:今日はUさんのご主人のS先生によるモナリザご講義とルーブル美術館鑑賞の日。 モナリザの絵について;2005年日本のテレビ局の企画でモナリザを壁から下ろして内装を工事する間、ルーブルの研究員と一緒にモナリザを撮影しデジタル処理をしDVD製作をされたS先生のご講義は非常に興味深かった。その後、お散歩しながらルーブルに向かう。途中チュルリー公園でランチ、向かう途中も新藤先生による美的観光案内を楽しみながら、、。ルーブル美術館入場、モナリザに至るイタリア美術鑑賞。本物を目の前にしてのお話は非常に刺激的だった。Uさん&S先生ご夫妻とお別れした後、ルーブル美術館見学続行組とアールゼメチエ(国立工芸博物館)組に分かれる。夕食はH先生オリジナルレシピのなんちゃってイタリアン+昨日使わなかった野菜を入れてミートソース風リゾットとサラダとバゲット!その夜はオペラ座(ガルニエ宮)で室内楽を楽しみに。今年はロッジ(オペラ座の箱のような席)にて鑑賞。終了後、お疲れ様一行はホテルへ、元気が残っていた一行は夜の凱旋門へ。
***** 3/25:初日にH先生がパリ東駅の下見をしてあったので時間配分/行程がスムーズに進んだ。シャンパンの都ランスまでフランス新幹線TGVに乗って45分。スピード320km/hの表示を見て「うわっ」カメラを構えると速度が落ちる(^^; 子供たちはもっと速い表示をみたと言っていた。とても新しいTGVで揺れもなく快適だった。ランスに到着。かなり寒かったので歩いてノートルダム寺院に行くのはやめて、トラムで行こう!と一日券を買う。お札が使えないのが困ったものだ。ノートルダム寺院のとなりの観光案内所で暖まり、地図をもらって世界遺産のランスのノートルダム寺院へ。一番奥のステンドガラスはシャガール寄贈のもの、昨日行ったオペラ座ガルニエ宮の天井画に次ぎ2つ目のシャガール。パリのノートルダム寺院よりもっと古さを感じた。次にノートルダム寺院近くの美術館へ。こんなに田舎の、といってもランスは世界のシャンパンの都なのでリッチな街だが、小さな美術館にもモネ/ルノアール/ロダン/ゴーギャン/ピカソなど大家の絵がたくさん、その中にランスゆかりの日本人:レオナール藤田の絵が大きくかかっていた。驚いたのはそのような本物の絵の前で幼稚園児一行が寝転びながら絵でお勉強!先生が「これはなあに?」「かみのけー!」なんてやっている。芸術を誇りにするフランスの教育、徹底しているなー、生活の中に芸術があるんだ。。小さなうちから本物を、は大事大事!次に、お城のホテルLe CrayeresのLe Jardin Brasserieでランチ、とてもおいしい食事だった。となりの3人のおじさんおばさんたち(もちろんフランス人)が、私たちのことを珍しい日本人一行だと思って見ていたようで、日本語の「konichiwa」「ohayo」が聞こえてきたので「good」と発音オッケーよのサインを送ると笑っていた。次はサンレミ教会、ここも世界遺産。シャンパンカーブGHMUMM見学と試飲、大理石の石切場を利用した何十キロもの長さの地下に何億本?ものシャンパンを眠らせている。その一部を回りながら製造工程の説明を聞く、年間一定の湿度と温度を保っている中、外が寒かったので暖かく心地よかった。最後の試飲タイム、私は王冠にレオナール藤田の薔薇の絵が描かれているピンクシャンパン、ロゼをいただいた。お母様方はビンテージを試飲しお土産に、子供たちは「ロゼ」と注文してみるものの出て来たのはオレンジジュース。バスで駅まで戻ると軽く食事をとる時間があり、カフェでゆっくりしてからTGVでパリに戻った。
***** 3/26:最終日、ホテルをチェックアウトし荷物を預けて全員でエッフェル塔へ。シャイヨ宮はお休みなのでエッフェル塔をバックに写真を撮って、市内組とブルジェ航空宇宙博物館組に分かれる。市内組はコンシェルジュリー見学、マリーアントワネットが最後に暮らした牢屋。予想したほど狭い部屋ではなかったが、24時間監視付きというのは想像できない。また、空港に隣接した航空宇宙博物館はとてつもなく広く、大急ぎで見学。屋内に展示されている超音速旅客機コンコルド仏英各1機に超感動!夕方、集合場所のシャンゼリゼ通り沿いのLeonで11人の席を取って待つ。「え?11人?」と驚かれる。そういえばLadureeでも「え?9人?」と二度聞かれ明らかに困ったなあという顔をされた。確かに海外で団体行動をしているのってあまり見ない。今回も団体行動しているのは学校の課外活動中?の子どもたちくらいだったような。郷に入らば郷に従え、次回からはできる限り団体で行動しないようにしようと思う。ホテルに戻って預けたバッグをもらい、タクシーでシャルルドゴール空港へ。タックスリファンドを終え、さてチェックインしようとしたらあらあら席がオーバーブッキング。オーバーブッキングは人為的ミスの結果ではなく、航空会社が悪いわけでもない、飛行機という乗り物であれば起こってしまうこと。じたばたして駄々をこねても仕方がない。冷静にその時最高の判断ができる余裕が欲しいと思った。幸いにも最初に言われていた「5人乗れません」は避けられて「ひとり乗れません」になった。「じゃあ、私、辞退します」残った私にエールフランスのスタッフ4人(日本人1人含む)が丁寧に事情を説明してくれ、これからの段取りを教えてくれた。かなり貴重でいい経験をした。もうオーバーブッキングカモーンである。 一方、予定の便に乗れた帰国組一行もその後、大波乱。定刻よりも10分早く到着予定との機内アナウンスから予定通り10時過ぎには帰れると思ったものの、その後、着陸が20分遅れ、悪天候で空港が閉鎖されていたため大混雑で1時間以上待機、ようやく成田エクスプレスの券売機に並んだ時には既に最終の新幹線には間に合わない時間。その後、ギリギリの乗り継ぎを繰り返しようやく静岡まで辿り着いた時には日付変わって午前2時(この頃、パリに+1泊した私は既にシベリア上空^^)でした。最後の最後やって来た波乱万丈、学ぶべきことがたくさんあったいいツアーとなりました!
***** さて次回はどんな波乱万丈が起こるか、乞うご期待!参加をお考えの方は心臓に毛を生やしてクソ度胸を付けておいて下さい(^。^)v |
10:45, Sunday, Mar 31, 2013 ¦ 固定リンク
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