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初の国内となる“MotivationTour九州”に行って来ました。自然・科学技術・歴史をテーマに世界遺産の島:屋久島・JAXA種子島宇宙センター・知覧特攻平和会館を訪れました。時間厳守、しっかり食べる、臨機応変を肝に銘じ、盛り沢山のツアーとなりました。スケジュールは基本的に「○時○分出発」ととてもシンプルなもの。集合時間や就寝・起床時間などは一切決められていません。動き出す時にいなければ置いて行くというルール。万が一、時間が守れず置いて行かれた時は自力で合流するも良し、諦めて静岡に帰るも良し^^ では、神経ピリピリでも、とーっても楽しかった様子をM先生が報告します!
3月28日:ちょうどいい時間に屋久島に着くためには、セントレア10時50分発の鹿児島行き、浜松駅発高速バスe-wing、下り始発電車に乗らなきゃじゃん!“しゅうびの掟:待たない”の洗礼を受ける人はおらず全員無事セントレアに到着!チェックインは「荷物は屋久島までスルーで」を合い言葉に各自がカウンターで。その後、搭乗時間まで展望台で離発着する飛行機を皆で眺める。1時間半で鹿児島空港到着。屋久島行きの飛行機は予想を超える小ささのプロペラ機!予想に反してとんど揺れもなく快適に管制塔らしきものが見当たらない小さな屋久島空港に到着。手渡しで荷物を受け取りレンタカーで出発。ホテルにチェックインだけして即、屋久杉自然館へ。屋久島のこと屋久杉のことを学んで明日の白谷雲水峡トレッキングに向けて予習。閉館後は大川の滝へ。ここがかなり楽しかった!夕食は特に頼んでいなかったのに個室、さらにテーブルいっぱいに並べられたご馳走:懐石料理!「背骨と頭以外は全て食べられますよ」と出されたのはトビウオの天ぷら。ハネ?ひれ?の部分もカリカリと美味しく食べられてびっくり。この日、ご飯オカワリ5杯の猛者が現れる。
3月29日:7時から朝食には1人若干遅れるも皆が揃って朝食。8時お迎えのバスでいざ白谷雲水峡トレッキングへ。朝から結構な雨でちょっとテンション下がり気味・・・しかしバスに揺られて小1時間、次第に雨が上がってホッ・・・^^ 男チーム6名と女チーム4名、それぞれガイドさんに付いて頂く。屋久島は全体が世界遺産になっているのではなく、白谷雲水峡はそこから外れている、しかし苔むす様子はどこよりすばらしいとのこと。苔に雨水が乗って透明の水がきれいな緑色に見える、でも手に取ってみるとやっぱり透明な水!「あれ?本当だ、透明」と嬉しそうな縄文水ちゃん(小4)。そこらじゅうに狐の尻尾のようなふさふさした可愛い苔、よーく見ると違った苔が。どこかの高校と同じくらいのスタートとなり抜きつ抜かれつ“ゾロゾロ”、途中昼食をはさんで頂上の太鼓岩に到着!「風がものすごく強くて毎年何人か飛ばされているので十分に気をつけて!去年もひとり子どもが飛ばされてヘリで運ばれた」とかなりビビる注意が^^; 覚悟の上の強風に耐えつつ、岩の真ん中あたりをポンポンと叩くと太鼓のようにポンポン音、それで太鼓岩。高いところがダメな湯呑みちゃん(中2)も「もームリムリ」と言いながらみんなに連れられて仕方なく?へっぴり腰で下を覗く^^ 男チームはガイドさんの演技指導の下、必死になって岩にしがみつくシーンの写真を撮っているのだが、冷蔵庫くん(中2)だけは楽しそう?!“苔むす森”で、大粒の雨が降ると出現する”木霊(こだま)”に遭遇。テーブルクロスさんのカメラに写った!上手くいくと顔まで写るらしい。下りは速い速い。あっという間に出発地点に戻って待機していたバスに乗り込んだ、ちょうどそのころ雨が強くなる。ガイドさんのお陰で7km=7時間のトレッキングもいろいろ教えて頂きながら全員が楽しく終えることができた。教訓:ガイドさんは絶対にお願いすべし!ありがとうございました。 少し時間を早めてもらった夕食、メインはサバのしゃぶしゃぶ。サバ好き?サヴァくん(小5)が「サヴァー、サヴァー」と言いながらがエンドレスで食べていました。「サヴァー」とはフランス語で「元気?」の意。そして今日のトビウオは刺身、とってもあまくて美味しい。
3月30日:トレッキング明けの朝食も全員無事。種子島への高速船ジェットフォイル:トッピーアンドロケットは悪天候のため条件付き出港(引き返すことがある)とのことだったが、ほとんど揺れも無く飛行機に乗っているような感じでスケジュール通り50分で種子島に到着。港近くの鉄砲館で日本に鉄砲が入ってきた時の様子を勉強し伝来の鉄砲と初の日本製鉄砲を見た後、JAXA種子島宇宙センターへ。1時半から施設見学ツアー。一般人はもちろん普段は入れない敷地をJAXAのバスで移動しながら、本物のH-II7号機、つい1ヶ月前にH-IIA23号機が打ち上げられた大崎射場(射台の間近まで進む)、テレビで目にする総合指令棟を見学。種子島は世界で一番美しい発射基地と言われていて、建物等に入っているストライプの3色:シーブルー・スカイブルー・スペースブルーがJAXAのシンボルカラー。ツアー後は宇宙科学技術館とその周辺を見学。 この日の宿泊は種子島ゴルフリゾートホテル。チェックイン時、「本日は全室デラックスツインにアップグレードさせて頂いております」との嬉しいお話!窓を開けると目の前にキレイなゴルフコース&遠くに海が見える部屋となる。打ち上げ時には関係VIPの部屋になるらしい。この日の夕食も「おぉ!」という豪華なもの。今回のモチベーションツアーで初めてメインが肉!各自が“石”で焼いて、まいう〜!!
3月31日:最終日の朝食も全員無事^^ 管制塔のある種子島空港から、“あのプロペラ機”で鹿児島空港へ移動、知覧特攻平和会館へ向かう。受付で「語り部さんのお話をお願いしていた秀美塾です。今回の訪問者の中に遺族がいるんですけど・・・」と言ったところ、担当の方が出て来て、特攻に飛び立った日付順に遺影が展示されている中から冷蔵庫くんの大叔父さまを探して下さいました。お若い。。。6月21日四式戦闘機「飛燕」にて出撃、米艦に突入、散華されました。大叔父さまの遺書も展示されていました。 その後、語り部さんの話を約40分拝聴。隊員の遺影と遺書を紹介しながら当時の様子などをわかり易くお話し下さる。下は17歳から特攻に向かったとのこと。遺書は直筆のコピーなので人柄が忍ばれる。「全員の遺書を読むことはできませんが、できるだけ丁寧に読んで下さい」とおっしゃっていました。終わってからコピーして頂いていた冷蔵庫くんの大叔父さまのファイルを見せると「この方は隣の部屋の飛行機に乗って行ったんだよ」と教えてくれました。本物の飛行機は迫力があります。中には海から引き上げられた飛行機があり、胴体が半分でぼろぼろで、ある子どもが”飛行機の幽霊みたいだね”と言ったと音声ガイドで言っていました。まさしくその通り、あそこに座っていたんだなと思うと・・・ 館内を見学したあと、三角兵舎を見学しました。そこでは出撃前に遺書を書いたりして過ごしたようです。簡素なベッドがありました。となりに観音様がいらっしゃって1036名の特攻隊員の方達を守っていらっしゃるそうです。全員のお名前が刻まれている碑の名簿のなかから大叔父さまの名を見つけて、冷蔵庫くんは一緒に写真を撮りました。 最後に特攻平和会館の前で皆で写真を撮って、これで自然・科学技術・歴史3つのテーマを完遂!皆さん、大変お疲れ様でした。
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11:48, Thursday, Apr 03, 2014 ¦ 固定リンク
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