|
26日は:お米の苗の種蒔きの日、M先生によるレポートです。
25度以下に保って4、5日即ちのべ100度になると発芽してくるお米ちゃん。お米の発芽姿、初めて見た。お米から角のようなものが少し出ている。それを80年前に手編みしたという年代物の筵(むしろ)の上で少し水分を飛ばし、機械で土と水でサンドイッチする作業が始まる。その筵、厚みが2センチほどあり編み目がとても詰んでいるのでお米が隙間に入らずこぼれ落ちない。またとても美しい端の処理は今の人ではできないとのこと。
パレットに特殊な紙をひいて、一定量の水をかけ、発芽したお米を均等に並べ、その上から土を入れる。機械での流れ作業だが、微調整するのは人間の手、しょうまはかしぇのいとこ=将来のなでしこジャパン(小2)も動員される。総勢12名で8反分の苗のパレットをつくる。そこでしばし休憩。その間にタモを持ったしょうまはかしぇは所長と川に洗濯へ、じゃなくて!調査研究へ。
さて、後半の始まり、150枚ほどのパレットを1枚1枚畑に運んで並べて、これが水を含んでいるので少し重い、私の感覚では3、4キロはあると思う。きちんと美しく並べて、ビニールをかぶせるための骨組みを立てる、満遍なく水やりをして大きな大きなビニールを皆で端っこをもって被せる。土を被せてビニールを留めビニールハウスの出来上がり。これで2週間ほどして青々とした苗になるそうだ。その間に何度かビニールを剥がして水やりをし、やっと苗が育って田植えになる。田植えの日、青々としたお米の赤ちゃんを見るのが楽しみだ。
まだまだお米作りの始まりを体験しただけだが、苗を作るための種蒔きはとても勉強になった。田んぼにタネとなるお米をパラパラ蒔くわけではない。自分たちがどういう行程を経てできたお米を食べているのかを知ると「お茶碗にご飯粒を残さないように食べなさい!」と言って教えられるより何百倍も身に染みる。こういった教育が一番!言うのは簡単、見て体験して感じなさい!です。今年は私たちが初体験だったため、あまり積極的に皆さんをお誘いしませんでしたが、来年は強くオススメします。
日本人の主食のお米作りに関わっているのだという強い自覚を持って、周りの状況を敏感に察しながら必死に働くことが大前提!=>これは来月の田植えの際も同じです! |
19:32, Sunday, Apr 27, 2014 ¦ 固定リンク
¦ 携帯
|
静岡聖光学院の 星野先生の御著書です!
|